AI時代のデータ活用に不可欠な高度なデータガバナンスの実現３つのポイント

タイトル：AI利活用の促進とリスクへの対処―AIガバナンスの必要性と取組み

生成系AIを含むAIの利用場面の拡大と社会への急速な普及にともない、AIの社会実装を促進しながら、AIがもたらすリスクにいかに対処するかというAIガバナンスのあり方が社会的な課題となっています。AIがもたらすリスクはハルシネーション、著作権、セキュリティなどにとどまらず、膨大な計算リソース利用による環境負荷の増大や労働環境のあり方の変化、ディープフェイクなどの悪用など、極めて多方面に及んでいます。AIを開発・利用する企業などの視点では、AIの品質管理のあり方など実務的な課題もあり、各企業は試行錯誤を続けています。本セッションでは、AIガバナンスに係る広島AIプロセスやGlobal Partnership on AIなど国際的な取組みや、米国・欧州等におけるAIガバナンスの状況についてご紹介しつつ、AI利用にあたって企業が把握しておくべき観点や取組みのあり方についてご説明いたします。

＜ＥＹ＞
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
シニアマネージャ―
菅　達雄　様

タイトル：『来るべき生成AIのビジネス活用に向けて、今から取り組むべき３つのキーポイント』

ChatGPTを始めとした生成AIは近年大幅な進化を遂げ、将来これをビジネスに活かせない企業は競争から取り残されると言われるほど、ビジネスシーンにおいても大きな注目を集めています。しかし、新しいテクノロジーであるが故に「実業務における具体的な利用イメージがまだ湧いていない」という方も思います。そこで本セッションでは、次世代型SaaS文書管理サービスである OpenText Core Content/Content Aviator を題材に、具体的な４つのビジネス活用例をご紹介します。また、生成系AIには留意点もあります。
それは、生成AIのデータソースである企業文書に対して適切なデータマネジメントがされていない場合、
　・うそつきなAI
　・おしゃべりなAI
　・視野狭窄なAI
といったリスクに直結するという点です。これらのリスクは、単にAIの能力を引き出せないというだけではなく、情報漏洩や業務上トラブルといった問題にも繋がり得るものです。
これらAIのリスクを踏まえたうえで今取り組むべき３つのキーポイントとAI活用の実践的なシナリオを解説いたします。

＜ＯＴ＞
オープンテキスト株式会社
ソリューションコンサルティング本部
リードソリューションコンサルタント
西野 寛史

皆様からのご質問にお答えするコーナーを設けさせていただきました。今回は皆様への質問へ講師がお答えいたします。