用語集

Glossary

ガバナンス

「ガバナンス」というワードは、管理をする、統治してまとめるという意味です。

ビジネスシーンで使用されるガバナンスは「コーポレートガバナンス」を略しており、統治するのは組織内部のみとなります。

「コンプライアンス」は、ガバナンスと同様に使用する頻度が多いワードであり、2つは同じ意味合いで使用されるケースが多いです。しかし、実際にはそれぞれの意味は異なります。

コンプライアンスは、法律を守ること、企業の規則や倫理を守ること、道徳や習慣を守り従うことを意味しています。

2つのワードを比較してみると、コンプライアンスは法律や規則を厳守すること、ガバナンスは法律や規則を厳守させるべく管理体制を作ることです。コンプライアンスはガバナンスの意味に含まれるということになります。もしくは、ガバナンスを厳守するためにコンプライアンスが必要という捉え方もできるでしょう。

さらに、コーポレートガバナンスは、「内部統制」とは違う意味合いを持つことに注意が必要です。

コーポレートガバナンスは、株主、投資家、社員のステークホルダー利益保守のための重要な取り組みであり、経営を統制・監視といった役割を持つ機能を指します。監査役、社外取締役や情報開示の存在意義を含めた運営に関するワードです。コーポレートガバナンスが重要視される理由には、企業内の不祥事の防止が挙げられます。

コーポレートガバナンスに類似する取り組みとして「内部統制」がありますが、内部統制とは業務の効率、財務報告の信頼性、法律を守ること、資産保全といった目的があるものです。経営陣をはじめとして、組織全体で遂行する過程を指したワードとなり、コーポレートガバナンスとは異なります。

しかし、企業の透明性、財務報告の信頼性、情報開示の部分についてはコーポレートガバナンスと内部統制は共通するため、それぞれ適した形で利用することが重要です。

詳しくはこちらの記事も参照ください。
https://infogov-labo.jp/articles/difference-between-governance-and-compliance/

おすすめのソリューション
ソリューション一覧はこちら
50音順で探す
アルファベット順で探す